春の夜と狐の嫁入り巡行 ~東山花灯路~
朝と夜はまだまだ肌寒いですが、日中はもう春と呼べそうな暖かさになりましたね。
この陽気に触発されて気持ちもつい浮き足だってきそうです。
こんな心持ちにつられていると、夜に不思議な存在と出会ってしまうかもしれませんよ。
毎年3月に行われ、京都の新たな風物詩として定着しつつあるのが、夜間ライトアップイベント「京都・東山花灯路」です。
街中や寺社、歴史的建造物を露地行灯の光で照らすこの行事で、特に人気を集めているのが「狐の嫁入り」という巡行なんだそう。
これは狐のお面をつけた白無垢の花嫁が人力車に乗り、提灯を持ったお供達と知恩院三門~高台寺間を練り歩くというもの。
夜の暗闇を行灯や提灯で照らし眺める狐の花嫁はなんとも妖艶な美しさで、見物客が惹かれてしまうのも納得の様相です。
期間中の3月9日~3月18日は19時、20時から毎日行われるので、日にちを選ばず見物に向かえるのも嬉しいところですね。
※東山花灯路及び狐の嫁入りの詳細はこちらをご覧ください。
→京都東山花灯路2018 | 京都観光情報 KYOTOdesign(クリックでリンク先のWebサイトに移動します)
東山花灯路のような“和”なイベントに、「せっかくだから自分も和装で出かけたい!」とお思いになる方もいらっしゃることでしょう。
こんなとき、着物レンタルで全て用意していただくのも気軽でいいですが、もしお手持ちの着物があるのであれば「着物(浴衣)持ち込みプラン」をご利用いただくのもいいかもしれません。
経験豊富なスタッフが丁寧に着付けいたしますので、ご自身で着付けができないため着物を持て余している……という方には特におすすめですよ。
淡い光で照らされた夜の闇はそれだけで妖しく美しいもの。
毎年春に訪れる不思議な一行と、一夜の夢を楽しんでみませんか。
※画像は「写真AC」よりお借りしました。